リーグの概要
リーグの構成
オーシャンリーグ全参加チームで予選リーグを行い、特定の条件を満たした上位8チームで決勝トーナメントを実施して優勝を争う。
リーグの運営
事務局の制定
リーグ参加チームから1チームを事務局に制定する。リーグ運営は事務局を中心に行う。
事務局の選出
決勝トーナメント優勝チームが翌年の事務局を務める。
ただし、2年連続で決勝トーナメントで優勝した場合は、翌年の事務局を準優勝チームが務める。
事務局の任期
「1.2.2. 事務局の選出」に従って、決勝トーナメント終了直後に翌年の新事務局担当チームが決定する。
新事務局はこの時点で運営内容引き継ぎの義務を負う。
この引き継ぎが終了した時点から正式な事務局としての任期が始まる。
そして、次の事務局に運営内容引き継ぎを終えた段階で任期を終える。
引き継ぎ時期は準備期間等を考慮し、主将会議の2か月ほど前には終えておくことが望ましい。
時系列 | X-1年優勝チーム |
X年優勝チーム |
---|---|---|
X年主将会議 | X年事務局を担当 | N/A |
X年予選リーグ | X年事務局を担当 | N/A |
X年決勝トーナメント | X年事務局を担当 | X+1年事務局候補として選出 |
引き継ぎ終了 |
X年事務局業務を終了 | X+1年事務局業務開始 |
会計監査の義務
事務局は前事務局と共に前年の会計監査を行う義務を有する。
懸案事項・問題・提訴の対応と最終裁定
事務局は以下の件について対応の義務と最終裁定権を持つ。
- リーグ運営に対する懸案事項
- 規約運用・規約解釈・規約違反等のリーグ運営に支障をきたす問題
- 勝敗決定等の複数チーム間で生じた問題に対する提訴
また、最終裁定を下すに当たっては以下の基本姿勢を守ることが望ましい。
- 事務局単独で判断せず、リーグ内の関係チーム (e.g., 過去に事務局の運営を経験したことがあるチーム) に意見を求める。
- 中立的な立場で判断する。
- 期間内の円滑な運営を意識して裁定を下す。
前述の(1)~(3)の件については以下のように定める。
- リーグ運営に対する懸案事項
- 事務局発足から主将会議閉会までに発生した懸案事項
主将会議の場で (またはその前にメール等で可能な限り) 参加チームの意見を聞き、
多数決等の採決に基づいた最終裁定を下すことが望ましい。 - 主将会議閉会以降に発生した懸案事項
主将会議の採決が必要な場合は翌年の事務局に引き継ぐことを基本とする。
ただし、運営に対して至急対応が必要な案件については、「事務局の基本姿勢」に基づいて暫定措置により対応する。
その上で翌年の事務局に懸案事項を引き継ぎ、主将会議での採決とともに最終裁定を下してもらう。
- 事務局発足から主将会議閉会までに発生した懸案事項
- 規約運用・規約解釈・規約違反等のリーグ運営に支障をきたす問題
- 勝敗決定等の複数チーム間で生じた問題に対する提訴
各チームは上記案件に対して事務局に提訴することができる。提訴の流れについて以下のように定める。
- 提訴を行うチーム代表者1名を窓口として立てる。
- 事前に相手チームの窓口1名を確認する。
- 事務局に対して相手チームの窓口を含めた上で提訴を行う。
この際、両チーム窓口担当者は事務局に対して事情説明の責務を負う。
また、最終的な要望を事務局に伝える責務を負う。 - 事務局は要望に応じ、「事務局の基本姿勢」に基づいて最終裁定を下す。
参加資格
運営費用の負担
年会費は通常1チームあたり6,000円とする。この費用はリーグの運営費に充てられる。
なお、年会費については前シーズン繰越金を加味して見直すことも可能とする。
予選リーグ開始前に開催される主将会議から1ヶ月以内に加入チームは事務局に支払う。
公共野球場の登録
東京都をはじめとした各自治体の公共野球場について、団体またはメンバー個人での使用権限を取得する。
その証として、主将会議から1ヶ月以内に事務局に登録カードを提示する。
安全面
参加チームのメンバーは対戦相手の安全確保に努める。ラフプレーは禁止とする。
また、相手に対してのみならず、自らの安全面にも留意する。
柔軟体操等のウォーミングアップを実施することが望ましい。
集合時間
各チームは対戦相手チームに配慮し、集合時間に関するマナーを有する。
集合時間はグラウンド使用時間ギリギリとせず、なるべく早めに集合し、スムーズに試合が開催できるように努力する。
決勝トーナメントのグラウンド提供
オーシャンリーグ加入チームは自チームの成績に関係なく、決勝トーナメントのグラウンドの確保に尽力して積極的に提供する。
新規加入
以下の流れでオーシャンリーグへ新規加入することができる。
- 新規加入希望チームの代表者が直接・仲介を問わず事務局に対しコンタクトをとる。
- 事務局が新規参加希望チームに対し、その時点で最新のリーグ規約を提示する。
- 事務局が新規参加希望チームに対し、リーグ規約に則ったチーム運営を行う意志を確認する。
- 事務局は(3)の後に開催される主将会議にて新規参加希望チームの紹介を行う。
- 主将会議に参加した各チームの代表者の承認をもって新規加入が認められる。
脱退
以下の流れでオーシャンリーグから脱退することができる。
- リーグを脱退するチームが退会の意思を文書 (メール可) にて事務局に報告する。
- 事務局が(1)の依頼を受諾。
- 事務局が(2)の後に開催される主将会議にて退会チームを報告する。
なお、シーズン途中での脱退であっても、事前に支払ったリーグ参加費用は払い戻されない。
参加資格停止
1シーズン内に3回以上不戦敗となったチームは、翌年のみ当リーグに参加できない。
参加資格剥奪
1年間予選リーグで試合実績のないチームは、原則としてリーグ脱退と看做されて参加資格を剥奪される。
ただし、当該チームが参加継続を希望する場合は、翌年の主将会議でその旨を表明し、他チームからの賛同を得られれば、翌年も継続して参加することができる。
リーグの進行
オーシャンリーグの1年間の進行について以下のように定める。
主将会議について
新事務局の運営の下、新シーズン開始前 (3月上旬が目安) に各チームの首脳陣が集い、その年のリーグ運営に対する確認会議を行う。
この場では会計・規約などの確認に加え、その年の予選リーグを1リーグ制で行うか、2リーグ制で行うかの確認を行う。
予選リーグ分け
予選リーグを2リーグ制とする場合、以下の要領で予選リーグ分けを行う。
- 前年の決勝トーナメント順位が「1位のチーム vs 2位のチーム」および「3位のチーム vs 4位のチーム」でジャンケンを行う。
- 以下、前年度予選リーグ順位の順で、上位から2チームずつジャンケンを行う。
ただし、新規加入・脱退・参加資格停止・参加資格剥奪によりジャンケンの相手がいない場合は、事務局の判断でジャンケンの対戦を調整する。
以上のジャンケンの結果から、勝者を当該年の予選リーグA所属、敗者を予選リーグB所属として予選リーグ内で公式戦を行う。
予選リーグ
期間
公式戦の開催期間は、原則3月初旬~10月末とする。
※3月初旬とは3月第1土曜日とする。
※10月末とは10月最終日曜日とする。
期限を過ぎて開催された試合の結果は、決勝トーナメント進出に加味されない。
結果の報告
試合結果の報告について以下のように定める。
週末に開催された試合に関しては、原則として「主催 (相手を募集した) チーム」が試合翌週水曜日までにWebシステムへ入力する。
その際、イニングスコアの記入を必須とする。
試合結果変更の際は必ず備考欄に明確な変更理由と相手チームとの確認状況を記載する。
予選期間の最終日が祝日の場合は、「2.2.4. 予選結果登録期限と最終結果報告」に記載されている期間を参照のこと。
なお、双方のチームおよび事務局の合意の下、主催チームではなく対戦チームでも試合結果を入力できる。
予選リーグ順位
同じリーグのチーム同士で試合を行い、以下の勝ち点に基づいて順位を競う。
勝敗 | 勝ち点 |
---|---|
実勝 | +5 |
不戦勝 | +4 |
引分 | +3 |
実敗 | +2 |
不戦敗 | -1 |
勝ち点が同じ場合は以下の優先度に従い順位を決定する。
- 勝ち点
- 試合数 (不戦敗の試合を除く)
- 総得失点
- 提供グラウンド数
- 実勝利数
予選結果登録期限と最終結果報告
事務局は登録された予選の最終結果をまとめてリーグMLに報告する。登録期限および結果報告の予定は以下の通り。
最終登録期限:2023年10月30日(月)中
最終結果報告:2023年10月31日(火)中
決勝トーナメントについて
進出条件
事務局は「2.2.4. 予選結果登録期限と最終結果報告」に従い、予選リーグ期間中の主催試合募集数が2試合未満のチームを除いた、予選リーグ上位8チームを選出する。選出されたチームは決勝トーナメントに進出できる。
日程
決勝トーナメントの日程は、原則以下の通りとする。
イベント | 開催日 | 予備日 |
---|---|---|
準々決勝 |
2023/11/11(土) 2023/11/12(日) |
なし |
準決勝 | 2023/11/18(土) 2023/11/19(日) | 2023/11/25(土) 2023/11/26(日) |
決勝/3位決定戦 | 2023/12/02(土) 2023/12/03(日) ※ | 2023/12/9(土) 2023/12/10(日) |
※開催可能な場合は2023/11/25(土)または2023/11/26(日)に開催
準々決勝は、雨天等でグラウンド利用が出来なかった場合のみ順延する。
11/11、11/12のいずれの日程でもメンバーが集められないチームがあった場合、9位以下のチームから都合のつくチームに順次繰り上げ出場できる代替の参加権利を与える。
11/11または11/12で確保できているグラウンド・時間帯のうち、どの枠で対戦するかの調整が難しい場合は、予選リーグ順位が上位チームの都合を優先して確定させることとする。(下位チームがそれに合わせられなくてメンバーが集まらなければ、9位以下のチームから都合のつくチームが順次繰り上げ出場できる。)
雨天中止などの不可抗力により上記の日程の消化できなかった場合は、両チームで速やかに調整して早期に消化する。
また、両チームの合意があれば、上記日程に先駆けて実施することも可能とする。
引き分けの扱い
2022年度は2022年の主将会議での決定事項に従い、両チームの代表者がじゃんけんで勝敗を決める。
決勝トーナメントの日程に影響がでない範囲で、両チーム合意の下、勝敗の付け方 (e.g., じゃんけん、再試合) を決定する。
なお、再試合を行う場合は、両チーム協議の下、以下を負担する。
- 予備のグラウンドがない、または、あったとしても都合がつかなかった場合のグラウンド手配
- グラウンド費用
- 審判手配
- 審判費用
5-8位決定戦について
- マッチメイクについて
マッチメイク (対戦日時、グラウンド確保、審判手配等) は両チーム同士で行う。
ただし、決勝トーナメント用に提供され、利用が可能なグラウンドのみ事務局から斡旋してもらうことができる。 - 再試合について
雨天中止再試合、引き分け再試合などは原則なしとする。
ただし、両チーム合意の下、かつ他の試合スケジュールに影響を及ぼさない範囲であれば再試合を認める。
なお、中止・引き分けの場合は予選リーグ成績の上位のチームが勝者となる。
費用
決勝トーナメントの各試合には補助金を支給する。ただし、補助金には上限があり、超過分は両チームで折半する。
準々決勝~準決勝~決勝(3位決定戦)の補助金上限は10,000円、5~8位決定戦の補助金上限は5,000円とする。
なお、5~8位決定戦の補助金は、原則当年予算に余裕があるときを支給対象とし、各年の事務局が支給可否判断を年初に実施する。(2023年は5〜8位決定戦の補助金は支給しない。)
試合の実施
対戦相手の決定
対戦相手の決定について以下のように定める。
予選リーグの場合
予選リーグの場合は、対戦相手の決定を以下の流れで行う。
- グラウンドの取得
「1.3.2. 公共野球場の登録」で取得したグラウンド取得権を行使するなどして公共野球場を取得する。 - 対戦相手の募集
グラウンドが確保できたチームは、Webシステム『ocean-league.com』により対戦相手を募集する。 - 対戦申込
募集された対戦枠に対し、他のチームはWebシステム『ocean-league.com』により対戦申込ができる。 - 対戦相手の決定
対戦申込を受けた募集チームは申込対応を迅速に行う。そのため、各チームは募集担当に対して代理を必ず立てておく。
対戦相手が決定した場合、その結果をリーグHPに反映し、当該の募集枠を閉じることを宣言する。
なお、募集の際、先着順もしくは抽選を選択できる。
1つの募集枠に対して2チーム以上の申込があった場合、いかなる基準でどちらのチームと対戦するかは募集チームに一任される。
その際は対戦チームを決定した理由を申込チームに説明することが望ましい。
また、申込が試合予定日の2週間以内に行われた場合、募集チームが「検討します」等の意思表示を行った後、
土・日・祝を除く3日以内に断りを入れない限り自動的に対戦が決定する。
募集期間内に断りを入れない限り自動的に対戦可能であると決まる。 - 対戦相手決定後の連絡
決定後の連絡はリーグHPの対戦ルームを用いて個別で対応する。
その際、主催チーム (グラウンド提供側) は試合日前までに相手チームに以下の点について確認を行う。- 雨天中止、グラウンド面数連絡など当日の試合までの流れ
- プロ審判を含めた外部審判の招聘の有無
決勝トーナメントの場合
決勝トーナメントの対戦相手は事前に事務局が設定する (詳しくは「2.4. 決勝トーナメントについて」を参照)。
マッチメイク後,当該チーム同士でスケジュール調整を行い、日時およびグラウンドを確定する。
なお、原則グラウンド提供チームが主催チームとなり、審判の手配も行う。
試合のキャンセル
予選リーグの場合
- 試合予定日の10日以前に決定していた試合のキャンセル
9日前の12時まで (つまり、土曜日の試合の場合は前週の木曜日の12時まで) に相手にキャンセルを通達すれば不戦敗としない。
ただし、この不戦敗が発生しないキャンセルを実行できるのは同一カードに対して各チーム1回限りとする。
2回目に実行した場合はキャンセルしたチームを不戦敗とする。
不戦敗については後述「3.4.4. 不戦勝・不戦敗」を参照のこと。 - (1)以外の場合
キャンセルしたチームは不戦敗となる。詳しくは後述「3.4.4. 不戦勝・不戦敗」を参照のこと。
決勝トーナメントの場合
キャンセルしたチームは不戦敗となる。詳しくは後述「3.4.4. 不戦勝・不戦敗」を参照のこと。
選手の補充
オーシャンリーグでは試合数増加によるリーグ活性化を目的とし、選手の補充について以下のように定める。
選手補充期限
選手の補充期限は不戦勝・不戦敗の判断期限である、グラウンド使用開始予定時間を15分過ぎた時点とする。
補充方法
補充方法については以下のように定める。
- 相手チーム以外からの補充
後述の「3.3.4. 重複選手」に抵触する場合を除き、特に制限を設けない。 - 相手チームからの借り入れによる補充
(1)をもってしても試合当日に選手が不足すると見込まれる場合、
当該チームは相手チームの試合開催に影響がない程度で選手を借り入れることができる。
ただし、その上限を2名とする。借り入れ交渉は試合当日に限らず、事前に行うことができる(*1)(*2)。
(*1)可能な限り相手チーム以外からの補充に努めたうえで事前交渉に臨んでもらうことを前提とする。
特に罰則は設けていないが、明らかに(1)による補充の努力を怠っていると思われるケースについては事務局に報告のこと。
(*2)借り入れ依頼を受けたチームは拒否することができる。
ただし、リーグ全体の繁栄を考慮したうえで可能な限り良心的な対応をすることが望ましい。
補充選手のポジション
原則として補充選手を投手として起用することを禁ずる。
重複選手
リーグ内おいて勝つことのみを目的とした引き抜き行為等によって別チームに参加する選手を重複選手とし、その存在を禁ずる。
ただし、人数不足により補充選手として所属チーム外の試合に参加する場合は重複選手とはしない。
試合開催
試合開催について以下のように定める。
イニング制
7イニング制とする。また、イニングの定義は公認野球規則の定義に準ずる。
試合成立イニング
3イニング終了もしくは試合開始 (グランド使用開始時間ではない) から1時間程度が経過した時点とする。
ケガや急な雨等によるアクシデントで10分以上の中断が生じた場合は試合時間に加算しない。
正確な時間ではなくても両チーム協議の下、納得がいけば1時間としてよい。
試合成立人数
試合成立人数を各チーム最低8人とする。
不戦勝・不戦敗
- 不戦敗の定義
以下に該当するチームを不戦敗とし、その対戦チームを不戦勝とする。- グラウンド使用開始時刻から15分を過ぎ、かつ「3.3. 選手の補充」をもってしても試合成立人数を揃えられなかったチーム。
- 試合途中に何らかの理由でメンバーが8人未満となったチーム。
- 「3.2. 試合のキャンセル」にて不戦敗と定義されたチーム
- 不戦敗の取り消し
不戦敗になった場合でも、両チーム合意の下、後述「(3) 不戦勝・不戦敗時の再試合」に従いシーズン中に再度公式戦を実施することができる。
その場合は不戦勝・不戦敗は取り消しとなり、実施した試合結果が優先される。
ただし、不戦勝チームは未対戦チームとの試合を優先させても良い。
また、この取り消しは予選リーグに限られる。 - 不戦勝・不戦敗時の再試合
不戦勝・不戦敗が発生した試合の再試合の開催については、両チームで調整の後、事前に両リーグと事務局に対し報告する。
再試合時のグラウンド提供ポイントは以下のように付与される。再試合時のグラウンド提供ポイント付与条件 条件 グラウンド提供ポイント[点] 不戦敗チームが再試合前および
再試合時のグラウンドを取得した場合不戦敗チームに +1 その他 不戦勝チームに +1
先発出場選手の人数
同時に出場する選手の人数が9人ではない場合は以下のように定める。
先発メンバーが10人以上の場合
先発メンバーが10人以上存在する場合について以下のように定める。
- オーダー
両チームの合意がなくとも、守備9人、打者10人のオーダーを組むことができる。
また、両チームの合意があった場合は、守備9人、打者11人以上のオーダーを組むことができる。 - ポジション
打者10人以上のオーダーを組む場合、相手チームの混乱を防ぐためオーダー表に以下の要領でポジションを記載して提出する。
打者11人以上のオーダーを組む際のポジションの記入例
10番目の選手のポジション … 「ベンチ1」
11番目の選手のポジション … 「ベンチ2」 - 選手の交代に関する制限事項
守備から一旦ベンチに下がった選手は、その後投手・捕手の守備につくことはできない。
先発メンバーの総数が8人の場合
「3.3. 選手の補充」をもってしてもチームのメンバーの総数が8人以上の場合は以下のように定める。
- 攻撃
打者8人で試合を行う場合、9人目がいると仮定してアウトカウントを1つ増やすことはしない。 - 守備
不足する1つのポジションについて、野手を借り入れることができる。
ただし、借り入れには両チームの合意を前提とする。
審判
審判について以下のように定める。
主審の手配
試合は必ず主審を立て、その進行の下に行う。主審の手配について以下のように定める。
- 予選リーグの場合
原則として主審の手配は主催チームの責任の下で行う。また、費用が発生した場合は両チームで折半する。
主審の手配方法に応じて以下のように定める。- プロ審判に主審を依頼する場合
各審判協会に依頼の上でプロ審判に主審を依頼することを認める。料金は審判協会の定めるものとする。 - 他チームのメンバーに主審を依頼する場合
両チームの合意の下、リーグ内の他チームのメンバーに対し主審を依頼することができる。その際の審判手当は5,000円とする。 - 攻撃側のチームが主審を務める場合
攻撃側のチームから打者・走者を務めていないメンバーを供出し主審とすることができる。
この場合、攻撃側のチームの事情に応じて交代を可能とするが、「前の攻撃で最終打者になった者を供出する」など、
交代を最小限に留めることが望ましい。また、この際審判手当は支払われない。
- プロ審判に主審を依頼する場合
- 決勝トーナメントの場合
予選リーグ同様、原則として主審の手配は主催チームの責任の下で行う。
副審の手配
予選リーグ・決勝トーナメントともに副審の手配は義務としない。
試合進行
「3.6.1. 主審の手配」による主審 (ただしプロ審判は除く) および選手は以下の原則の下で試合を進行する。
- ゼスチャー
主審はストライク・ボールおよびアウト・セーフのジャッジをはっきりとした動作で示す。 - 投手有利の原則
主審は際どいストライク・ボールの判定において、原則として投手有利の判定を行う(*1)。
攻撃側のチームが主審を務める場合は、特に本原則は適用しなければならない。
(*1)ストライクゾーンを広くするという意味ではなく、微妙なゾーンはピッチャー寄りの判定とする。 - 主審に対するマナー
公平であるべき主審のジャッジに対して文句をつける行為は避ける。
用具
リーグで使用される用具について以下のように定める。
試合球
予選リーグ・決勝トーナメント問わず、試合で使用される試合球について以下のように定める。
- 全日本軟式野球連盟で公認されているボールを用いる。
- 両チームの合意がある場合を除き、未使用のボールを用いて試合を行う。
- 両チームの試合球供出数は1試合につき各チーム2球とし、試合中の紛失状況に応じて公平に追加供出を行う。
バット
予選リーグ・決勝トーナメント問わず、試合で使用されるバットについて以下のように定める。
- 全日本軟式野球連盟に公認されているバットの使用を推奨する。
- 非公認のバットについては特に規制は設けないが、当事者判断に基づいて提訴の対象となる(*1)。
(*1)ミズノ社から2009年に販売されている「ビッグエイティ」に関しての利用に罰則は設けない。
その他
その他の用具について以下のように定める。
- 全日本軟式野球連盟に公認されている用具の使用を推奨する。
- 非公認の用具については特に規制は設けないが、当事者判断に基づいて提訴の対象となる。
- ヘルメット・プロテクター・ミットの有無については特に規制は設けないが、安全上の観点から装備することを強く推奨する。
試合終了
試合終了に関する事項に対して以下のように定める。
最終イニング
双方の攻守が7イニングを完了せず、イニング更新がグラウンド使用可能時間の終了15分前を過ぎて発生する場合は、
新しいイニングには入らずに現在のイニングを最終イニングとする(*1)。
(*1)「3.4.1. イニング制」で示されるように、イニングの定義は公認野球規則の定義に準ずる。
即ち、1イニングは表裏の攻撃で成立されるため、表→裏の攻撃の切り替えはグラウンド使用可能時間の終了15分前を過ぎていても行うことができる。
ただし、「3.8.2. 攻撃途中での試合終了」にある、「グラウンド使用可能時間の終了5分前」を過ぎていた場合は表→裏の攻撃切り替えは認められない。
攻撃途中での試合終了
審判はグラウンド使用可能時間の終了5分前にバッターボックス内にいる打者を最終打者と宣言し、
その最終打者の結果をもって攻撃完了前であっても試合終了を宣言する。
例外事項
使用グラウンド規定が本規定に合わない場合は使用グラウンドの規定に従う。
また、両チーム合意の下、グラウンド使用可能時間の終了15分前より以前であっても3イニング以降であれば、
7イニングを待たずに最終イニングを宣言し試合を終了させることができる。
試合結果
勝敗
最後の表裏の攻撃が成立したイニングが終了した時点での勝敗を採用する。
ただし、表裏の攻撃が成立していなくても、以下の場合はその時点での結果が勝敗に反映される。
- 最終-1イニング裏終了時、後攻が負けていて、最終イニング裏で後攻が同点に追いついた後、
「3.8.2. 攻撃途中での試合終了」により裏途中で終了した場合は引き分けとする。 - 最終-1イニング裏終了時、後攻が負けていて、最終イニング裏で後攻が逆転にした後、
「3.8.2. 攻撃途中での試合終了」により裏途中で終了した場合は後攻の勝ちとする。 - 最終-1イニング裏終了時、同点で、最終イニング裏で後攻が勝ち越した後、
「3.8.2. 攻撃途中での試合終了」により裏途中で終了した場合は後攻の勝ちとする。
得点
最終イニングの得点を勝敗に影響を与えない範囲でカウントして最終得点とする。
ただし、勝敗に影響がなくても、以下の場合はカウントされない。
- 最終-1イニング裏終了時、先攻が勝っていて、最終イニング表で追加点が入り、
「3.8.2. 攻撃途中での試合終了」により表途中で終了した場合は最終イニング表の得点は認められない。
試合結果報告
成立した試合の結果は、速やかにWebシステムに入力する。